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自我同一性の拡散とは
自我の同一性とは
自我同一性とは、分かりやすく言えば自分らしさという意味です。思春期は「自分さがし」の時期であるとともに「自分づくり」の時でもあります。その結果、自我同一性(アイデンティティ)を確立します。また、自我の同一性とは具体的には自分とは何かを答えられることです。
これらを自分で意識し、肯定的、確信的に回答えられることが、アイデンティティが確立されたといいます。自我が確立されたことにより親離れし、自分の考えで前進できる準備が整ったことになります。
自我同一性の拡散とは
思春期は心身共に急激な変化の中、否が応でも自分を注視せざろう得ない状況に追い込まれ、「自分は一体何者か」、「過去の自分と現在の自分に一貫性があるのか」、そして今、「自分はどのように成長を遂げようとしているのか」、などの疑念が生じ、それを反すうすることになります。
この反すうは常に自己と他者を意識した上でおこなわれるために他者の自己に対する評価は一層過敏になります。こうした自己への問いかけにより、現在の自己を生かしつつ、新たな自我の統合をはかってゆくことになります。しかし、この統合の過程でさまざまな危機に遭遇し、混乱を示すことが多くなります。エリクソンはこれを自我同一性の拡散といいます。
自我同一性の拡散とは成績やスポーツなどで周囲の期待を受け、それに答えるべく頑張っても期待どおりにできなかった場合、挫折という新しい経験によって劣等感と周囲の人たちに見放されるのではないかとの不安感を持ちます。
そして今まで周囲の言いなりになっていた自分は一体何なのかとの疑念を持ち自己の存在意義がわからなくなり、いらだっている自分をコントーロールできない。自分をまとめられない。これを危機的状態といいます。
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