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青年期の悩み
青年期は15歳から25歳位の時期を言いますが、この時期は探索期とも言いい、心身ともに急激な変化の時期でもあり、子どもから大人への過渡期です。青年期は子どもと大人の両面をもており境界人でもあります。ですから、矛盾や葛藤をもち、不安定で、いろいろな問題を抱え込んでいます。その意味で「人生の危機」、「疾風怒濤の時代」、「人生第二の誕生期」と言われています。
1 そのように、青年期は悩みの多い時代です。なぜでしょうか。
1)大人への過渡期だからです。
この時期は親離れのときであり、大人の社会を覗きながら生活様式を身につけていこうとします心情的には大人ぶったり、時には子どもであったりする不安定さで悩むのです。
2)適応性がないためです。
大人になるには、社会生活への適応、仕事や職業への適応、異性との交際への適応が求められています。これらにおいても試行錯誤であり未熟さが悩みを多くしています。
3)自意識が強いからです。
この時期は自分のとった行動に対して、人からの評価に非常に敏感になりますので些細なことで傷ついたり、怒ったりします。
4)心情の起伏が激しい時期です。
感情の動揺が激 しく、冷静に、適切に、ものごとを受けとめにくい時期だからです。
5)価値観の混乱した時代です。
この時期は自分探しをしている時でもあり、親や教師が人間の生き方や、人間として追求すべき価値について、指導しても通用しない時期です。
6)核家族化も問題です
少子化は親からの過大な期待と干渉が、子どもの思考や行動を制限することで、悩みがより深くなります。
7)突然の自由は、子どもにとってむしろ悩みの種です。
今は、思想や学問にも、職業選択や結婚にも、自由があります。個人の選択にまかされることが大変多くなっています。それに伴って十分な判断力が伴っていませんとしり込みをしたり、間違った判断をすることになります。これも迷いと悩みになっているということ見られます。
青年期は人生において重要な意味をもっており、その過ごし方によっては以後の人生を左右することになります。
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